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2014-04-29

橙乃ままれ『ログ・ホライズン5』

橙乃ままれ『ログ・ホライズン5 アキバの街の日曜日』(エンターブレイン、2011)読了。
とあるゲーム世界に取り込まれ、その中で「生きて」いく物語。

戦闘や何やらが一段落して街はお祭り。しかしそこに…。
新たな展開を提示しながら第一部終了。アニメもここまで。

お祭りのきっかけがマリエールさんだというのはアニメオリジナル設定だったか。

アニメよりもミノリ・アカツキ二人の恋愛感情の解説が詳細。アニメはアカツキ押しでしたね。
ヘンリエッタさんとか濡羽さんとか、シロエくんもてますね。本人は自覚がないようですが。さすが主人公。
濡羽さんはソウジロウくんに含むところがありそうだが…。

単行本はまだ2冊しか出てないけど、アニメの秋の新章はどこまで進むのか。
先に原作読むべきか思案中。

今後も楽しみな作品。
 

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2014-04-26

『続・チャリング・クロス街84番地』

『続・チャリング・クロス街84番地―憧れの倫敦を巡る旅』(ヘレーン・ハンフ著、恒松郁生訳、雄山閣、2013.12.25)。
物書きの米国人女性と、古書店員の英国人男性との往復書簡集『チャリング・クロス街84番地』の後日談的なもの。
出版社の招待でイギリスを訪れたときの旅行記本。

原題は“The Duchess of Bloomsbury Street”(1973)で、「ブルームズベリー通りの公爵夫人」。ブルームズベリー通りは著者が英国滞在中のホテルのあった場所。決して裕福な暮らしをしてこなかったヘレーンの、イギリス滞在時の自分を揶揄した表現。直訳すると何だかわからないからこの訳題は正解だと思うけど、ちょっとあざといかな。
出版社のインタビューの合間に知人の知人にイギリス文学ゆかりの場所を案内してもらって感激したり、初めて会う文通相手やファンの人たちと交流したり、相変わらずの軽妙な、ときに辛辣なエッセイで楽しい。

ただ、少し気になることがいくつか。

翻訳者の人は何冊も訳書や著書がある方のようだが、ときどき意味の通りにくい文章がある。「てにをは」がおかしかったり、「公爵」が「侯爵」になっていたり、「カーメン」「カルメン」が混在していたりするのは編集者マターか? あと何箇所か「P・B」と「大佐」が混同されている気がする。もとのヘレーンの文章がわかりにくいのかもしれないけれど、読んでいてときどき引っかかる感があるのが残念。

写真や注が豊富なのは悪くないのだが(索引もあればなお便利だったのに!)、ヘレーンは末尾の略年譜によるとこの後も何度かイギリスに行っているようで、写真には明らかにこの本の滞在時ではないものがある。せっかく載せたのだから、いつのどういうときのものか、あとがきにでも解説しておいてほしかったなあ。エリザベス皇太后との写真とか、アメリカが背景の「イーナ・グーセンによるヘレーン・ハンフの自画像」(この表現もおかしい…「肖像画」か? それとも「イーナ・グーセン提供による」という意味か?)があるということは、イーナとアメリカで再会したんだよね? ロンドン塔にはその後結局行けたのか、とか。
ヘレーンが84番地の前に立っている写真もこの本のときのものではないと思う。文中では閉店直後で空室になっているとあるが、写真は1988年に私が訪れたときと同じ「Covent Garden Record」らしい店名が見えるし、「ここにマークス古書店があった」という銘板らしいものも見えるからだ。ちなみにこのレコード屋も、店内に『チャリング・クロス街84番地』の本を飾っていたっけ。
訳者の人はハンフの関連本を執筆中とのことなので、それを待つかな。


自分の備忘録として、ヘレーン・ハンフ(Helene Hanff、1916-1997)の著書を以下に。邦訳があるものは略年譜に反映して欲しいと思うのは贅沢か?

『チャリング・クロス街84番地―書物を愛する人のための本』(編著、江藤淳訳、中公文庫、1984.10)
 (←講談社(1980.4)←日本リーダーズダイジェスト社(1972.4))
 (“84, Charing Cross Road”(1970))
 名作。本好きの人は読んで損はないと思う。

『ニューヨーク、ニューヨーク―ニューヨークっ子のN.Y.案内』(犬養智子訳、サンリオ文庫、1985.9)
 (“Apple of My Eye”(1977))
 ニューヨークの楽しいどたばた案内記。これを読んでクロイスターに行った。世界貿易センタービルはもうないのだよなあ…。

『レター・フロム・ニューヨーク』(キャシー・圭子・デクート訳、中央公論社、1995.12)
 (“Letter from New York”(1992))
 ニューヨークの日常生活を綴った本。読んだのは1997年で、ファンレターでも書こうかと思っていたものだが…。

『Q先生の遺産』(桝井幹生訳、京都修学社、2005.12)
 (“Q's legacy”(1985))
 未読。アマゾンに書影あるけど入手不可。ヘレーンが師と仰ぐアーサー・キラー・クーチについてのエッセイらしい(と書いたが、基本的には自伝だった―2014.9.23追記)。

『われ等が青春のブロードウエー』(桝井幹生訳、北斗書房、2007.12)
 (“Underfoot in Show Business”(1962))
 未読。前半生の自伝。比較的近年に翻訳が出たのに、このへんは近辺の図書館にもないから読むのは難しそうだ。
 

2014-04-19

橙乃ままれ『ログ・ホライズン3~4』

橙乃ままれ『ログ・ホライズン3~4 ゲームの終わり』上・下(エンターブレイン、2011)読了。
とあるゲーム世界に取り込まれ、その中で「生きて」いく物語。

積極的に活動し始めたアキバの街のプレーヤーもとい〈冒険者〉に接触をはかってきたNPCならぬ〈大地人〉たち。
「ゲーム」ではない「異世界」の構造も徐々に明らかに。

「訓練」や宮廷陰謀劇?が進む中、起こる大きな異変とそれに対応する人々。
シリーズ初めての大バトルで第一部の山場を迎える。

〈大地人〉の魔法学者の語る世界の歴史が興味深い。
いろいろと先が楽しみ。

以下、内容にふれるので畳む。
 

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2014-04-08

ゲイル・キャリガー『アレクシア女史、倫敦で吸血鬼と戦う』

ゲイル・キャリガー『アレクシア女史、倫敦で吸血鬼と戦う』(ハヤカワ文庫FT、2011)読了。
架空歴史ものというべきスチーム・パンク<英国パラソル奇譚>の第1巻。

19世紀、吸血鬼や人狼が共存するもう一つの英国で、元気な「オールドミス」の女性が活躍する冒険譚。
パラノーマル・ロマンスとしても楽しい。

以下、ちょっとだが内容にふれるので畳む。
 

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2014-04-07

橙乃ままれ『ログ・ホライズン2』

橙乃ままれ『ログ・ホライズン2 キャメロットの騎士たち』(エンターブレイン、2011)読了。
とあるゲーム世界に取り込まれ、その中で「生きて」いく物語。

世界観がちゃんとできていて安心して読める感じ。

この巻は派手なバトルはなく、その世界の中でよりよく生きていくため、街の秩序を作り活気を求めていこうとする「環境作り」の物語。
現実的で地道な展開だよな~おもしろいけどね!
いろいろ新しいキャラもふえて、先が楽しみ。

アニメ第一期(単行本5巻までの分)終了。秋には第二期やるらしい。しかしまだ2クール分原作たまってないのでは…?
 

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