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2017-03-20

九井諒子『ダンジョン飯』4巻

九井諒子『ダンジョン飯』4巻(BEAM COMIX、2017.2.15)。
KADOKAWA発行、エンターブレイン企画・制作。「ハルタ」誌連載。

「冒険者」がダンジョンで化け物と戦っていたりする、ファンタジーのゲームでよくあるような世界の話。
ダンジョンの中での食料を「現地調達」するのだが、料理の仕方とかが妙にリアルでおもしろい。

いよいよ、収録7話中、6話までの章題が「炎竜(レッドドラゴン)」!
ついに…?
でもまだ最終巻じゃないよ!
結構前に読んでたけど、感想アップが遅れました。

以下、内容にふれるので畳む。未読の方は読んでからどうぞ!
 

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2017-03-20

『新版 図書館の発見』

『新版 図書館の発見』(前川恒雄,石井敦著、日本放送出版協会、2006.1.30)読了。
一般向けの図書館、主に日本の公立公共図書館についての入門書。少し前の本になってしまったが、図書館の意義・歴史・現状と問題点は今でも十分役に立つもの。

昨年職場の引越しをしているときに見つけて、昔旧版を読んだっけ…と思って読み返そうと思って手元に置いておいた本。先日やっと読み終わった。
1979年刊の旧版とは共著者の比重が逆になっているようで、日野市立図書館長・滋賀県立図書館長を務めた前川氏が基本執筆している。

全240p弱で力が入っているのは、全体の約3分の1を占める歴史部分。著者自身が務めていた日野市立図書館の話が多いが、日野は日本の戦後図書館史におけるパイオニアなのでこれは当然。むしろ当事者に書いてもらって良かったのかも。
ただ、その後のトピックである浦安市立図書館についてはほとんど書いてないのがちょっと気になる。あの図書館のやり方には批判的なんだろうか。

最近の問題点はなんといっても業務委託だけど入ってないよなあと思っていたら、10年前にもう始まっていて、当然いち早く危惧している。さすがに某古本屋チェーンの件はまだだけど。
前半で語られている、民主主義を支える公立図書館の意義を考えれば、著者にとっては常識のことが揺らいでいる現状は危ういものがある。

今からでもいいから、この本がもっと読まれて、一般の人々へ図書館への理解が深まるといいなあ。
 

2017-03-20

「山姥切国広展」

特別展「今、超克のとき。いざ、足利。山姥切国広展」
会場:足利市立美術館
会期:2017年3月4日(土)~2017年4月2日(日) ※休館日:3月21日(火)

刀を擬人化したゲーム「刀剣乱舞」(DMMゲームズとニトロプラスが共同製作)のキャラクターの元ネタの刀剣を見に。
「山姥切国広」はゲームで最初に選択する「初期刀」の一本で、かなり人気が高い。刀自体は現存しているけど個人蔵で、今回20年ぶりくらいの公開らしい。

国広作の刀剣は3本、お目当ての「号 山姥切国広」の刀(打刀)と「号 布袋国広」の脇差、それと初公開という短刀。

「山姥切国広」は刃長が70cmを超えていて、打刀としては長いほうじゃないかな。時代がもう少し前だったら「太刀」だったかも。大きくて格好いい刀です。
刃文は複雑で、しかも鋩(きっさき)にまであって、派手で華やかな感じ。とっても「綺麗」な刀だねー、まんばくん。
作者名も注文主名も年紀もついていて情報はいろいろわかる刀です。
福岡で見た「へし切長谷部」の鋒(きっさき)が大きいのは元大太刀だったからかなと思ったけど、「山姥切国広」の鋩(きっさき)も大きかった。こっちは目釘穴も一つだし磨り上げもなさそうだから、本歌がそういう刀だったのかな。

同じ年に打たれたと年紀のある脇差「布袋国広」は短刀と言ってもいいくらいの小ぶりの脇差。布袋の像とその杖と「夢香梅里多」の文字の彫り物が特徴的。
こちらも作者名と年紀のほか「足利学校で打たれた」旨が刻まれていて、「足利の刀」としてはこっちがメインかな。足利市民文化財団所蔵。
短刀は、銘は作者名の「国広」のみだけど、刃文の感じが脇差のと似てる気がする。個人蔵。

他には「山姥切国広」を注文した足利領主長尾顕長関連の絵図や文書などの史料等。

展示資料は22点で、中に入れさえすれば30分、長くても1時間あれば展示をじっくり見て、コラボイラストの撮影までできる。
刀の写真は撮れないけど、展覧資料一覧つきのパンフレットは入場券買うときに一緒にもらえるし、1枚チラシもまだ置いてあった。ポスター図柄のはチラシ作ってないようで残念。同じ図柄のクリアファイルは売り切れだった。


周辺の寺社や史跡足利学校など5箇所を回ると絵葉書2枚セットがもらえるスタンプラリーもやってる。微妙に時間がなくて最低ラインの3箇所しか行けなかったけど、待ち時間がなければそもそも集めなかったかもなので良しとしよう。
近隣の店もポスター貼ってるところが多く、買い物したりすると何かもらえるところも多そう。
美術館前の書店で雑誌を買ったら展示品の脇差「布袋国広」のしおりをもらった。
お昼を食べたレストランはジャズ喫茶?という感じの「ビアンベニュラ」というお店で、メニューのセット名に「刀剣~」とあって笑う。美術館に来たと申告するとデザートが追加されます。手が足りなくて手間取ったせいかおまけにコーヒーももらった。席あけて相席してくれた皆様もありがとう。


うちの初期刀なので是非見に行かねばと思っていたけど、行く日を誤ったな~。
本来の開館時間ちょっと過ぎに現地に着いたときには、すでに夕方までの整理券はすべて終わっていて、午後外で3時間くらい並ぶ羽目に。風が強くてやや辛かった。
もう公開3週目だし、当日イベントが開催されるから少しは人少ないと思っていたら、イベントの日を勘違いしていて、多分イベント前泊で関東に来た人がたくさん来ていたのでは。
連休中ということもあったようだ。
もろもろ認識不足と「彼」の人気を甘く見ていましたね~。

でもなんとか見られたし、展覧会そのものは良かったです!

美術館側の対応としては、ツイッターでの状況説明は細かかったけど、ツイッター見ていない人もいるわけで、整理券がなくなったあと長時間現地で並んでいる人へはちょっと説明不足だったかな。要領を得ない(そのうえよく聞こえない)説明でキレてた人がいたりしました。いつもはそんなに人来ることもないんだろうから、慣れてないんだろうな。
でも手際が悪いところもあったけど、開館時間前から列対応したり、閉館時間を延ばしたりしていたようなので、美術館側も頑張っていたと思う。
これに懲りずに今後も良い活動をしてほしいと思う。
地元の町の活性化にもなるよ!(町中にはどう見ても「刀剣女子」がいっぱいいた…)

4/2までやっているけど、もうそんなに混まないと思うので、周辺の観光がてら、興味のある方は是非。
 

2017-03-05

三名槍+太郎太刀見てきました!

「島田の刀鍛冶と天下三名槍~音にきこゆる~」
会場:島田市博物館
会期:2017年1月21日(土)~2017年3月26日(日) ※月曜休館
※天下三名槍展示:2月25日(土)~3月5日(日)

「熱田神宮宝物展 3月平常展」
会場:熱田神宮宝物館(文化殿1階)
会期:2017年2月24日(金)~2017年3月28日(火)

刀を擬人化したゲーム「刀剣乱舞」(DMMゲームズとニトロプラスが共同製作)のキャラクターの元ネタの刀剣を見に、遠征してきた。


島田市?はこの刀剣展をすごく押していて、駅降りたところから案内の人が立っていて、市内観光パンフレットを含めいろいろくれる。お店を回るとくれる当地の刀工さんのカードを集めるスタンプラリーもやっている。
三名槍展示している期間は駅からの無料バスも出ていて、駅から少し距離があるのでこれは助かる。

特別展は2階。土曜だったので割と混んでいると思われるがまあ何とか。
会場にいる研ぎ師の方がときどき説明してくださる。
三名槍のほかにも多くの刀剣や拵えや刀装具、関連の古文書などを展示。

島田は刀鍛冶が盛んだったようで、スタンプラリーのカードも五人の刀工の名前になっている。
御手杵の槍もそのうちの一人、義助が鍛えたものだそうで、今回の展示はその縁でということだろう。

御手杵そのものは焼失しているので、展示品は結城市蔵のレプリカ。
初めて見たがこれは…他の二槍とは「別物」だよね、武器の種類が。刀剣の一種として刃が薄く鋭く研がれている他の槍と違い、尖った太い鉄の棒という感じ。確かに突くことに特化しているよな、この形状は…。そして重そう。迫力。
熊毛の、こちらも重そうな鞘も一緒に来ていた。
図録には在りし日の御手杵のオリジナルの写真が載っていた。

蜻蛉切は同じ県内の佐野美術館寄託のオリジナル。
四方から見られるようになっていて、表側と梵字や三鈷柄剣の彫り物がある裏側が両方確認できる。
穂先だけだと三槍の中で一番小さくて華奢な感じなんだよね。柄がつくと一番長いんだけど。
本田忠勝の絵図や押し型も出ていた。

日本号は刀剣博物館蔵の写し。動かせない福岡のオリジナルと違って、蜻蛉切と同じく刀身だけにしてあって、柄は別になっている。
やっぱり細くて鋭い感じだよねえ。
柄と鞘に螺鈿も貼ってあったけど、オリジナルのに比べると一個一個の大きさがやや大きくて揃っているかな。
図録にはオリジナルの写真も参考として一緒に載っていた。

2階の特別展を見終わって階段降りると、めっちゃバックヤード的なところを通ってミュージアムショップへ。ここも特設っぽくて普段は事務スペースなのか、片隅に文房具とか積んである。外で食べられるお菓子お茶一式をはじめいろいろ盛りだくさんに売っている。三名槍の穂先の絵のついたマフラータオルとか、各槍イメージのお茶とか。刀剣乱舞とは別の擬人化キャラの絵のついたペン?と思ったものはなんと粉末のお茶セット。高いところの掃除に使うらしい「ほこりんぼう」って…(笑)
図録と三名槍シール、一筆箋、超かわいくて色も好みだった島田市の鳥・オオルリのストラップを購入。オオルリストラップ、アニメの青い鳥よりずっとかわいいぞ。
佐野美術館の蜻蛉切の缶バッジやハンドタオル、御手杵のグッズなども持ってきているようだった。

ショップからは外に出てしまうので、島田宿の紹介などをしている1階の常設展は先に見ておいたほうが経路的にはいいかな。

三槍の柄付きの木製レプリカは分館に移動していたので急ぎ行ってみた。各槍を手にもって撮影できて、それぞれに人が並んでいる。柄付きの三槍が並んでいるスケール比較が見たかったのだが、この状況なのであきらめる。
ちなみに本館から分館へ行く道筋には宿の復元や茶屋などが並んでいるので、ゆっくりできるなら見ていくと楽しい。

今回はこれまでにして、シャトルバスで駅前へ。同乗の人たちはだいたい市内のカード集め&お店巡りに行ったようだ。

三名槍展示は今日までだけど、刀剣展はまだやっているので、気になる方は。


さて東海道線と新幹線を乗り継いで、この日の第二目標である熱田神宮へ。「ついで」に行く距離じゃない気もするけど、思い立ったときに行ってしまおうと。

熱田神宮文化殿1階の宝物館には、入ってすぐのところにどーんと大太刀が展示してある。
これがいわゆる「太郎太刀」。「刀 末之青江」、真柄太刀とある。
拵えとともに比較のために普通の大きさの刀も展示してあるが、さすが2メートルを超える大太刀、でかい。
図録の説明には「実戦用とは思われない」とあるけど、結構傷もあり、使用感がある。
刀のところについている解説文や絵図によると、姉川の合戦で2メートル以上の身長の真柄十郎佐衛門という人が振るったとか。
樋に朱が入っているところは、ゲームのキャラの目元を思わせる。

これだけ写真撮って帰る人もいたけど、せっかくなので入館料を払って中へ。今の平常展のテーマは「屏風と絵巻物」。ほかに奉納の刀剣も。
アンタークチサイト?も展示されていたぞ。

写真は白黒の全体図しかなかったけど文字資料があるので、以前の「大太刀と小道具」展の図録を購入。今は出てない「次郎太刀」のデータも載ってるし。
それによると次郎太刀は「太刀」になってるけど、反りの浅い「太郎太刀」は「刀」分類。写真では確かに次郎太刀の方が反りが深いみたいだけど、数値だと逆なんだが…。

これにて本日の任務はコンプリート。
名古屋から一路新幹線で帰路につく。


しかし静岡県ってお茶畑多いな…そして屋根にソーラーパネル設置している家が多かった気がする。
ちょっと眠くてぼんやりしていて、実は新幹線を静岡で乗り換えたあと島田駅を通ったはずなのに気づかず東海道線を乗り越してしまったり、熱田神宮から帰るとき90°間違えて出口を出てしまったりしたが、そしていつものように目的物を見るしかしない旅だったが、満足でした。
 

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